第22回日本女性骨盤底医学会

会長挨拶

  • 古山 将康
    第22回日本女性骨盤底医学会
    会長 古山 将康

    大阪市立大学大学院医学研究科
    女性生涯医学講座 教授

このたび、2021年(令和3年)1月16日(土)より期間調整中ではございますが、第22回日本女性骨盤底医学会をWeb配信にて開催させていただくことになりました。

日本女性骨盤底医学会は2001年に「ウロギネコロジー勉強会」として100名足らずの会として大阪でスタートしました。翌2002年に全国レベルでの「ウロギネコロジー研究会」、2006年から現在の「日本女性骨盤底医学会」として女性の骨盤底臓器の機能、形態異常の診療情報を日本と世界に発信し、よりよい診断・治療を患者様に提供することを目的として活動してまいりました。お陰様で現在は1,100名を超える会員が集う学会となりました。

「ウロギネコロジー」とは泌尿器科学と婦人科学をミックスした造語です。骨盤底に位置する膀胱・尿道(下部泌尿器)と子宮・腟・会陰(生殖器)は密接に関連して機能します。中高年女性の重要なQOL疾患である骨盤臓器脱や下部尿路症状などで代表される女性骨盤底機能疾患の診断、薬物治療、骨盤底トレーニング、骨盤底再建手術に関する研究を行い、医療の進歩に貢献することを目的とする泌尿器科医、産婦人科医、外科医、助産師、看護師、理学療法士を主体とする学会組織です。2012年に第一代理事長の石河修先生(大阪市立大学)を会長のもと大阪において第14回日本女性骨盤底医学会が開催されました。その後はや7年が経ち、第22回の本学会を大阪で再び担当させていただけることに身の引き締まる思いです。

20年目を迎えて本学会ではキャッチフレーズを「見つけよう!骨盤底医学のベストプラクティス」としました。女性の悩みである骨盤臓器脱、下部尿路症状、下部消化器症状のベストプラクティスをお届けする学会にしたいと考えております。